皮膚ガス Ep29
オルゴン施療中に出る!
「白い粉」が体から出る話をしましたが粉が出るなら他にも色々出ているはずです。
汗は、汗腺から出ているし脂は皮脂腺から出ています。
「臭いガスも皮膚から出ているのでは?」と思うようになりました。
以前治療院で働いていた時に施術メニューの中に「吸い玉治療」がありました。
現代風に言うと「カッピング」になりますが最近では、エステでも取り入れているようです。
吸い玉は、紀元前から行われており、お酒を飲む青銅製の器や中世ではワイングラスなどを使用して、器の中でアルコールなどを燃焼させた直後に皮膚表面に密着させると皮膚や皮下組織が吸引されて、血行促進や老廃物の排出効果があると言われている伝統療法です。
相撲中継を見ていると時々肩や背中に丸いアザのような痕をつけた力士が見受けられます。あれが、吸い玉の痕です。
現代では、ガラス製の吸い玉と電動の吸引機を使って施術しています。
吸い玉の説明が長くなりましたが勤めていた治療院で背中に吸い玉をつけて少し時間をおいてから外すとモワーと臭う時がありました。たいていは、いかにも体に毒が溜まっていそうなオジサンからすることが多かったと思います。
オルゴン療法でも始める時は、何も臭っていなくても擦っている途中から臭う時があります。
文章で表現できませんが嫌な臭いです。全員がするわけでは、ありません。
皮膚からガスが出ている!そんな研究があります。
東海大学理学部化学科の関根嘉香先生が研究発表されています。
「皮膚ガスとは、体表面から放散される揮発性の有機・無機化合物の総称であり、代謝生成物や外来因子、皮膚表面における生物的・化学反応生成物などから構成される混合ガスである。」
と言われています。
二酸化炭素や水素、一酸化窒素、アンモニアの無機化合物にメタン、エタン、アセトン、ノナナールなどの有機化合物など200から300種類のガスが皮膚から出ていると言う研究報告があります。 皮膚ガスの放出経路は、3系統あるそうです。
①血液由来
血中の成分が揮発して直接皮膚から放出する場合で血管の分布や血液循環との関係が深い。
②皮膚腺(汗腺・脂腺)由来
放散量は発汗や皮脂の分泌に伴って増加する。
③表面反応由来
汗や皮脂の成分が常在菌や過酸化物の作用によって揮発性化合部に変化し、皮膚表面から放散される。代表的には加齢臭があげられる。
東海大学理学部化学科 関根嘉香先生
以上のことを踏まえてここからは、私の妄想です。
オルゴン療法施術中に嫌な臭いがするのは、①の血液由来のガスなのでは?と思ったりしています。
例えば、腸内細菌のバランスが崩れて悪玉菌が増えると臭いおならが出たり、便臭がキツクなったりします。
これは悪玉菌であるウェルシュ菌などが、動物性のたんぱく質を分解した時に発生するアンモニア、スカトールやインドールなどの化合物が臭いの発生源らしいです。また、玉ねぎを食べた際に発生する硫化水素も臭いガスです。
もし、この臭い化合物の一部が腸から血液に吸収されるとしたらオルゴンリングで末梢施療をすると血流が改善されて、特に皮膚に一番近い毛細血管が拡張して皮膚温も上昇します。その結果、血中に溶けていた臭い化合物がガス化して大気中に放出されるとしたら・・・
「あー臭い!」と感じるのでは、ないでしょうか?
やっぱり、コロナのこともありますし施術中のマスクは、必須です。
To be continued.