カラータイマー Ep41

スネが痒い

オルゴン療法と乾燥肌

オルゴン療法を始めた頃でした。

秋が深まるにつれて、スネや背中が痒くなりました。

特に布団の中に入って暫くすると痒くて思わずカリカリ掻いてしまい、朝起きるとスネが傷だらけでした。

Episode39「顔」で「表皮は、およそ1ヶ月で新しい細胞に入れ替わり垢となって剥がれ落ちていきます。(ターンオーバー)しかし、歳をとるにつれて入れ替わりが遅くなっていきます。」と書いていることが実際に起こったのでした。

皮膚の表面は、角質層とその上を皮脂膜が覆っています。角質層が水分を保ち、皮脂膜が潤いを保ってくれています。

当時の私は、お風呂に入るとタオルに石鹸をつけてゴシゴシ洗っていました。

子供の頃からの習慣です。背中もタオルを引っ掛けて1、2、1、2と洗っていました。

これがいけなかったようです。

老化の始まりで皮脂の分泌が少なくなってきているのにゴシゴシ洗いで皮脂膜をはがした上に、湿度の低下で表面が乾燥してしまい、角質層がはがれて白く粉が吹いた状態になっていたのです。

皮膚の構造

健康な肌は、外界からの刺激に対してバリアとして働いています。

バリア機能が低下すると外部からの接触刺激、寒冷刺激、アレルゲン、刺激物質等々が入り込んで痒みを引き起こします。

一度痒みを感じて掻いてしまうと更に痒くなり、湿疹ができて、痒みが収まらない悪循環に陥ります。

この冬は、悪循環に陥りスネと肩甲骨まわりの痒みに悩まされました。

次の年の秋口に「乾燥肌の対処法」新聞記事が目にとまりました。

要約すると、

  • 痒くなる前からケアすること
  • お風呂でゴシゴシ洗わない
  • 湯船に浸かるだけで汚れは、ある程度落ちる
  • お風呂から出たらすぐに保湿クリームを塗る
  • 湿度が低くなってくると一気に乾燥が進むので3分以内に塗ること

この記事を読んでからお風呂は殆んど浸かるだけで、洗う時は石鹸を手のひらにつけて体を撫でるように洗いました。

パンツを履いたら即保湿クリームを塗りました。

ウルトラマンのカラータイマーがピコーンピコーンと赤点滅するまでが勝負です。

3分以内です。

それ以来、痒みで眠れなくなることもありませんし、スネに傷もできていません。

オルゴン療法でも乾燥肌の方を施術する時は、スネなどを直接擦らないように注意しています。

その時、必ず言います。

「カラータイマーが赤になる前に塗って下さい!」

To be continued.

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