パワースポット Ep76

パワースポットはゼロ磁場なのか?

日本のパワースポットと呼ばれている、長野県分杭峠や伊勢神宮、諏訪大社などは、中央構造線と呼ばれる巨大な断層地帯に点在しています。

そこで世界のパワースポットは?と検索してみると、「セドナ」「ルルドの泉」「ハワイ島」「バリ島」・・・・沢山出てきます。

その中でもセドナの登場回数が一番多いような気がします。

NHKが放送していた地球イチバンと言う番組で「世界一の癒しの大地アメリカ・セドナ」を観たことがあります。

女優の川原亜矢子さんがアリゾナ州にあるセドナを旅する番組でした。

古来よりセドナは、ネイティブアメリカンの人々が聖なる場所として崇め、儀式を執り行っていた神聖な場所だったようです。

1970年頃からエネルギーが強く感じられる「ボルテックス」の街として注目されるようになり、癒しを求めて世界中から人々が引き寄せられるように集まったそうです。

「ボルテックス(Vortex)」は、直訳すると「渦」になります。

大地から地球のエネルギーが放出されて渦巻いているのでしょうか?


番組の中でボルテックスを科学的に解明しようと研究している人を紹介していました。

その人は、エネルギーの正体は地球が出す磁気であり、磁気が人間の脳に影響を与えているのではないかと研究していました。

セドナの地質を調べてみると辺り一帯は何億年もの間、海の底だったものが8000万年~4000万年前に起こった地殻変動で隆起してできたものらしいのです。

写真を見ても分かるように赤い岩山と台地です。

これは、海中に溶けていた鉄が酸化して酸化鉄となり堆積したものです。

セドナは、土中に含まれる鉄が地球内部からの地磁気の影響を受けて磁化されているのかもしれません。

研究者が磁場の向きを測ると磁針が北を指さないポイントが沢山ありました。

確かに磁場が渦巻いているようです。

現に伝書バトをセドナから放つと方向が分からなくなり迷子になるらしいです。

渡り鳥や鮭など脳の中に地球の磁場を感じ取る、マグネタイト(磁性体)と呼ばれる物質が存在しコンパスの役割をしているのではないかと言われています。

人の脳にもこの磁性体は、わずかに存在するようです。

知らない土地に行っても全く道に迷わない人は磁性体が多く存在し、方向音痴の人は少ないのかもしれません。

地球上の生命は、誕生から現在に至るまで地球の磁場に護られ進化してきました。

しかし、近年人類は鉄筋コンクリートや電車や車と言った鉄でできた囲いの中で生活するようになりました。

この生活は、地球の磁場からシールドされている生活です。

逆にスマホ、テレビ、ラジオ、Wi-Fiなど人工の強力な電磁波に晒され続けています。

この環境の激変に心身がついていけない状態にあるのが現在です。

電磁波過敏症の方を何人か施術したことがありますが現在の歪な環境に警告を発してくれている炭鉱のカナリア的存在なのかもしれません。

パワースポットと言われる場所は、本来地球が発する人の心と体に優しい磁場が存在するスポットのような気がします。

To be continued.

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