電気仕掛けの・・・　Ep78

スマホもパソコンも電気で動いています。

Episode75「ゼロの謎」でアラン・チューリングさんがコンピューターの元を作った話をしましたね！

電気の流れない状態OFFを0に電気が流れる状態ONを1に置き換え信号化して計算していました。

この原理は、今のスマホもパソコンも同じです。

スマホで「こんにちは！」と文字入力すると0と1に置き換わり信号として電波に乗って、相手のスマホに届き、再度文字に変換されて画面に出てきます。

実は人間も自ら発電した電気で動いているようです。

スマホで「こんにちは！」の画面を見ると、目の網膜に「こんにちは！」が映ります。網膜に映った画像は、電気信号に変換されて視神経を通って脳の後頭葉にある視覚野に投影されます。

鍼灸の学校で習いましたが、神経伝達に「全か無の法則」と言うのがあります。

活動電位は閾値（いきち）以上の刺激であれば、刺激強度の大小に無関係に一定の形と大きさを持って発生する。活動電位のこのような性質を全か無の法則と言う。

東洋療法学校協会編　生理学

小難しい書き方をしていますが神経の中を流れる電気は、流れる全（1）と流れない無（0）でコンピューターとよく似ていますね！

コンピューターと違うのは、ニューロン（神経）とニューロンを繋ぐ間にシナプスと呼ばれる、化学伝達物質の中継が入るところです。

脳波は、脳が活動する時に出す電気信号です。

健康診断でやる心電図測定も心臓が動くときに出る電気を測っています。

電気が発生すると必ず磁場（磁界）ができます。

ただし、地磁気の1万分1以下の超微小な磁界らしいです。

磁界の大きさ強さがピンとこないので調べてみました。

毎日使っている電化製品からも磁界は、発生しています。

磁界の強さを表す単位は、二つあるので混乱します。

磁界の強さ（磁束密度）を表す正式な単位は［T］（テスラ）ですが、磁気治療器などには［G］（ガウス）がよく使われています。

主な単位換算

• 1［T］＝1,000［mT］（ミリテスラ）
• 1［mT］＝1,000［μT］（マイクロテスラ）
• 1［G］＝1,000［mG］（ミリガウス）
• 1［G］＝0.1［mT］
• 1［mG］＝0.1［μT］

マイクロ（micro、記号: 立体の μ ）は基礎となる単位の 10⁻⁶倍（= 100万分の1、0.000001倍）の量であることを示します。したがって、マイクロはミリの0.001倍、ナノの1000倍です。

身の周りの磁界の強さを調べてみると

• 家庭電化製品が0.1～50μT
• 地磁気が30～60μT
• 磁気治療器のピップエレキバンは、80mT（ミリテスラ）
• 磁気ネックレスが130mT
• アルニコ・ネオジウム磁石　およそ250mT～500mT
• MRI　およそ0.5T～2.5T

出典：資源エネルギー庁「電磁界影響に関する調査報告」

以上を調べてみて分かったことですが私たちは、人工の磁界の中で暮らしているということです。

磁気治療器エレキバンの磁界に比べたら地磁気は、μがつくからその千分の一になります。

人体の磁界は、その地磁気の1万分の1以下の微小な磁界ですが存在するそうです。

To be continued.