ロックンロールサバイバー Ep99
オルゴン療法をやり始めた頃ですが爪モミ療法にも少し似ていると思い、爪モミ療法を考案された安保徹先生の著書を何冊か読みました。
安保先生は、新潟大学医学部の教授をされていて免疫学が専門で論文や本も多数出版されていますが2016年お亡くなりになられています。
沢山の著書の中に「自分の免疫力で病気を治す本」があります。
この本は、安保先生とeクリニック院長の岡本裕先生の共著となっています。
平成28年2月にオルター会員の方から予約が入りました。
スリムを通り越して随分痩せた男性が来られ、歯科医をされていました。
私:随分痩せられていますが?
i先生:「今は45キロですが病気する前は60キロ以上あったんですよ!」
私:それでどんな病気をされたんですか?
i先生:「血液の癌、原発性マクログロブリン血症に由来する悪性リンパ腫です。」
私:名前からして難しそうな病気ですね!
i先生:「10万人に一人か二人の病気です。」
「早朝から深夜までの仕事づけの毎日で診療時間外でも急患を受け入れていました。」
「診療後は、趣味のバンド活動に精をだし睡眠時間が2~3時間でした。」
「おまけにお酒は、底なしで浴びるように飲むし、食事は殆どインスタント食品ですましていました。」
私:無茶苦茶な生活ですね!
i先生:「そうなんです。今思えばガンになるような生活をしていたんです。」
「定期検診で血液検査に異常値が出たのです。」
「血液内科で精密検査をしたところ、難治性悪性リンパ腫と診断されて、肝臓の近くに10センチの腫瘍も見つかり骨髄にも転移していて、発見即ステージⅣでした。」
私:それで入院されたんですか?
i先生:「肝臓近くの腫瘍には放射線治療は難しいし、よく効く抗がん剤もないので治癒しないだろうと言われました。」
「死の宣告です!」
「治らないと思っている医者からどんな治療を受けても治るはずがないと思い、抗がん剤治療を拒否しました。」
私:今現在、元気そうに見えますが?
i先生:自分で何とかできないかと探している時に出会ったのがeクリニックの岡本先生です。
私:eクリニック?その先生の本でしたら読んだことがあります。安保先生と一緒に書かれていますよね!
i先生:「岡本先生は、直接的な治療はされません。先生が提唱されているセルフ治療を実践したのです。」
「セルフ治療は、自分の病気は自分が治す!と言うスタンスで自然治癒力を高める様々な方法の総称です。」
私:具体的にどんなことをされたのですか?
i先生:「主に天然サプリとゲルソン療法主体の食事療法です。」
「無農薬野菜で作る野菜ジュースに玄米食などです。」
私:それでオルターさんから無農薬野菜を取っておられたんですね!
i先生:「そうです!」
「他にも爪モミ療法やヨガ、気功もやりました。」
「お酒もキッパリやめましたし、毎日6時間以上は寝るようにしました。」
私:それでガンが消えたんですね!
i先生:「進行は止まりましたが10センチの腫瘍は、消えませんでした。」
「しかし、腎動脈付近にあった1センチの腫瘍は消えていました。」
「セルフ治療に手ごたえを感じました。」
「それでeクリニックに相談したんです。」
「少しでも余命を伸ばしてセルフ治療の効果が出るまで時間稼ぎをするために入院して科学療法を受けたのです。」
私:そう言えば岡本先生の本の中でこんなこと言われていましたね!
今切らなければ命が無くなると分かれば手術をすべきだし、命を守るために抗がん剤治療が必要な時もあります。でもそれは、あくまでも時間稼ぎのためです。ガンの3大治療法以外の選択肢は、まだまだ他にもあります。試す時間を稼ぐのです。また代替療法の中にも効果がある療法があるはずです。一つの療法にもう一つの療法を加えることで1+1が3にも4にもなる時があります。
i先生:「その通りです。」
「お蔭さまでこの通り、発症から8年経ちましたが元気に仕事をしています。」
「でも、前と同じ生活をすると必ず再発します。」
「そうならない為に色々試しているのです。」
私:それでオルゴン療法を受けようと思われたのですね!
i先生:「そうです。」
私:それでは始めましょうか!
足の末梢施療が始まりました。
「ウォーウォー」「アー」「ヤー」
絶叫でした。
流石にロックンローラーです。
ステージでギターを掻き鳴らしながらシャウトしているようでした。
i先生が汗だくになって
「この叫び声が外に漏れたら変に思われませんか?」
「裏は空き地ですし、好きなだけシャウトしてください!」
施術終了後にi先生が言われました。
「今度eクリニックでガンサバイバーの私が講演会を開くので来てくれませんか?」
「もちろん、行かせてもらいます!」
現在i先生は、現役の歯科医師として毎日患者さんの治療にあたられています。
そしてロックンローラーとしても活躍されています。
詳しくは、先生のブログをお読みください。
「末期がんからの生還~その時、僕は何を考え何をしたか. . . . .」
To be continued.