爪に火を点す Ep103

ことわざで「爪に火を点す」があります。
「爪に火を点すようにして貯めたお金」
ロウソクの代わりに爪に火を点して節約した。
「爪に火を点すような生活」
ロウソクが買えないほど困窮した。
と言う意味で使われますが実際に爪の上で火を点せば熱いのでしょうか?
試しにお灸をすえてみましたが全く熱くありません。
それこそ指先ぐらい大きなお灸をすえれば、熱さを感じますが爪自体が感じているわけではありません。
爪には、神経も血管も通っていません。

爪は表皮の変形したもので根元の皮膚の覆われている部分を爪根、露出している部分を爪甲(爪体)と言います。
爪甲の下にある爪床は、血管に富む柔らかな層です。
爪根の近い部分の爪母で細胞分裂が起こり爪は、爪床の上を滑るように押し出され成長していきますが爪の根部にある半月は、上皮の角化が完全に終わっておらず深層の血管が透けて見えないので白く見えます。
爪は、髪の毛と同様にケラチンと言うタンパク質の一種でできています。
伸びるスピードは、1日約0.1mmで生え替わるのには、3~4ケ月かかると言われています。
足の爪は、伸びるのがもっと遅く倍近くかかると言われています。
手の爪は、細かい作業をする時に役立っています。
例えば、固く結んだ紐をほどく時などです。
まれに、夫婦喧嘩で使われている方がおられるかもしれませが?

また爪を5秒間圧迫して、圧迫を止めた後に3秒以上赤味が戻らなければ、末梢部の血液循環が悪いことになります。CRT(毛細血管再充満時間)
爪がピンク色に見えるのは、爪の下の毛細血管を流れている血液が透けて見えるからです。
脱水症や貧血、血流の状態を判断する時に使われています。
また、鉄欠乏性貧血の患者さんにみられる症例として爪が反り返ってくるさじ状爪や肺疾患の患者さんにみられる爪が手のひら側に曲がり大きくなり、太鼓を叩くバチのように見えるバチ爪(指)など体の異常が爪に現れる場合があります。
オルゴン療法は、手足の末梢部を施術しますので爪は毎回見ています。
爪に関する訴えで多いのは、
「手の爪が欠ける」
「縦に筋が入る」
「二枚爪」
などです。
この原因と対処法について朝の情報番組で取り上げていたので次のエピソードで紹介したいと思います。
参考文献 東洋療法学校協会編 解剖学
To be continued.