要介護者へのオルゴン Ep51
オルゴンリングで冷えとむくみを取る
大阪市内で治療院を営んでいた頃は、介護施設へ往診治療に行っていました。
腰椎圧迫骨折をされた方が退院されて、車椅子生活になられました。
鍼や灸をしていましたが、歩けないので足のむくみがひどくなってきました。
スネと足首から甲にかけての浮腫みをマッサージで取ろうとしましたが中々改善しないのでオルゴンリングを試してみました。
高齢者には、極端な痛みを与えないように丁寧な施術が必要です。
特に八風とソケイリンパ節、膝下リンパ節は入念に施術をしました。
風船のようにパンパンに浮腫んでいた足が空気が抜けるようにシワシワになり、「足がポカポカして気持ち良い!」と喜ばれました。
何日か続けていると良くなって行きましたが休み明けに訪問すると元に戻っています。
良くなったり悪くなったりの繰り返しでした。
車椅子生活の方にとって、冬は苦難の季節です。
ふくらはぎの筋肉を動かせないから血流が悪くなり氷のように冷たい足をされています。
靴下を脱がせると紫色のチアノーゼ状態になっている方もおられました。
そんな方にも軽くユックリとリングで擦るだけで血色がよみがえってきます。
施療後、足が温かくなったと喜ばれました。
転倒の危険がある方は、指が開いて歩行が安定し、転倒のリスクが軽減されます。
今まで介護の現場でオルゴンリングを使いたいと言われる看護師さんやヘルパーさんにお教えしたことがありますし、実際に使って効果を上げている方もおられます。
高齢者の方を施術する時は、注意が必要です。
- 過度な痛みを与えない。行き過ぎた施療は、虐待になります。
- 皮下出血の危険がある。ワーファリンを内服している方は、特に注意が必要です。
- 皮膚を傷つける恐れがある。鱗のように光っていたら要注意です。
無理しないで昔話半分、施術半分ぐらいが丁度良いかもしれません。
私はそうしています。
To be continued.